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人協働ロボット導入事例 ~パレタイズ工程の自動化で作業者負担を軽減!~

人協働ロボット導入事例 ~パレタイズ工程の自動化で作業者負担を軽減!~

当初の課題

飲料・食品を製造しているA社様は、未来の成長も見据え持続的な生産体制を構築していく上で人材確保と人材定着が欠かせないと感じていました。より働きやすい職場環境を提供し、働く場所として選ばれ続ける工場づくりを目指して以下の課題を解決したいと考えていました。

パレタイズ作業による作業者への負担

「工場業務の身体的・心理的な負担をいかに軽減していくか」ということ。工場の業務の中で負担が大きいもののひとつにパレタイズの業務があります。

身体的な負担

  • 低い位置、高い位置への積み付けの反復は、業務時の姿勢もあり足腰に負担がかかりやすい。
  • 荷物を比較的長い時間、繰り返し持ち運びするため、特に腰への負担の増加へのケアが必要である。

心理的な負担

  • パレタイズ業務は2か所で同時に行われることもある。設備の稼働を中断させないように2か所でのパレタイズ業務を滞りなく実施することへの責任感から心理的な負担の増加へのケアが必要である。

提案内容

株式会社FAMS社の提供する人協働ロボットによるパレタイズ工程の自動化パッケージ「人協働パレタイザ CoboPal(コボパル)」をご提案しました。

人協働パレタイザ CoboPalの特徴

  • 20㎏の高可搬と1700mmのロングリーチによるパレタイズ
  • コンパクトな作業エリアで段ボール積付けが可能

レイアウトイメージ

さらに、今回はお客様が第一に考える「安全性」と「生産性維持」を両立させるために、複数のケースを集積して同時吸着するカスタム対応を行いました。

カスタムハンド
複数のケースを集積して同時吸着

導入効果

作業者の負担軽減

  • パレタイズ業務が自動化されることで、身体的な負担を軽減することができました。
  • 2か所でのパレタイズが同時進行する場合に1か所が自動化されたことで心理的な負担が軽減しました。

シフト作成の負担軽減

  • 納期や生産性に配慮しつつ、従業員の働き方にも配慮した生産体制とするために勤務シフト作成に苦慮する場面もありました。より少ない人員で生産できるようになり、現場管理者のシフトの組み方の柔軟性が増し、結果的に作成時の負担も軽減しました。

積み直しのミス削減

  • 人手による積み付けにおいては、箱の向きが揃っていないこともありました。そのような場合、積み直しを行っていましたが自動化したことで同様の業務を無くすことができました。

お客様の声

CoboPal導入により、業務負担の軽減と働く人たちにとって安全安心な職場づくりが目に見える形で実現出来たと感じています。人協働ロボットは人と一緒に稼動することが想定されており、安全対策の施し方について従来よりも幅広く選択することができるので、「コンパクトで搬入出の妨げにならないこと」「パレットの抜き差しがしやすいこと」「設置場所の自由度が高いこと」が魅力的でした。

今後も工場の業務負担の軽減し、従業員にとってより安全安心で働きやすい職場づくりを進めていくために他の製造ラインへの「CoboPal」などのロボットの導入を検討していきます。さらに、これから訪れる様々な環境変化に対応できる工場になるために、生産の業務の自動化を進め働く人が業務改善や新しい活動など、より創造的な業務に費やせる時間を増やしていきたいです。



Supporting Problem Solving

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